電気メッキに使用される金属 |
金 |
金はその美しい黄金色の輝きから、多くの装飾品などに利用されています。また、金属中で最も延展性に富み、かつ、酸化に対しても最も安定であることから金メッキには装飾性付与、耐食性向上のどちらにも欠かせない金属です。
近代オリンピックにおける金メダル
「純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6g以上の金メッキをしたもの」とオリンピック憲法で定められています。 |
銀 |
銀めっきは、その独特の優雅な色調から塗装と組み合わせて利用されています。
銀は銀白色の光沢ある金属で、電気及び熱伝導性は金属中で最大、展延性は金に次いで大きい。
但し、装飾で使用する場合はクリア塗装をして変色を防ぐ必要があります 。 |
ニッケル |
ニッケルは銀白色の金属で、鉄と同様に展延性に富んでいます。鉄より安定で酸化されにくく凹凸が激しい表面でもニッケルめっきのレベリング作用によってピカピカの光沢を付与することができるすばらしい金属です。金や銀等の下地メッキとして利用されます。 |
銅 |
銅は赤色で光沢があり、伸展性に富んでいます。電気伝導率は銀に次いで良くプリント基板に多く利用されています。装飾メッキとして使われることはほとんどなく下地めっきとして多く利用されています。 |